■現場での個人情報
最近になって、個人情報の取り扱いがうるさくなった。
契約先で作業するのに、契約書を書かされることが当たり前になっている。

原因は大手企業の個人情報漏洩。
yahooが300万件の個人情報流失したのが記憶に新しい。
流失にもいろいろある。
・記録媒体(DVDROM、MO、USBフラッシュメモリ、フロッピー等)にコピーして持ち出す。
・個人情報が記載された紙媒体を持ち出す。

など、確信犯なケースもあるが
・Webメールを使用して個人情報を送った。
・個人情報が記載された紙媒体をごみ箱にそのまま捨てた。
・開発の為に、個人サイトの掲示板に個人情報をアップした。
・ウィルスにより、添付された個人情報が見知らぬ誰かに送信された。
・サイトで、本当は観覧不可能な個人情報ページが、サイトの設定間違いにより、誰でも観覧できるようになっていた


という不可抗力、というか意識せず起こってしまったケースもある。
現在でも最低1年に1回はどこかで情報漏洩が起こっているのが現状。
※以下はショッパイお話です。出会い系サイトに自分の名前を友人に書かれたことが、ちょっと長めに書いてあります。たいした事ではないので読み飛ばし推奨です。
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人事ではないのだ。
しょっぼいものだが、自分も「個人情報漏洩」された。
「情報漏洩」というのも怪しいが、「なりすまし」のほうが正しい。
1人分の個人情報が漏れた。対象は自分1人である。

誰に?
友人にである。

もう4年位前である。
遊びに来ていた友人は、自分のパソコンでインターネットをしていた。
なにやらエロ画像やら芸能人の画像を見て楽しんでいるようだった。
無論嫌いじゃないし、自分も見ていた。
10分ほどして、もういいかなぁと思い、自分は別のことをしてぶらぶら時間をつぶす。
それから、なにやら唐突に聞いて来た。

「そういや、誕生日っていつだっけ?」
「ん?○月×日だよ」
「血液型は?」
「X型~」
そういうとなにやらカチカチと、パソコンに入力している。
別に興味はわかなかった。何かいつもやってることだし。
その行動に何も感じなかった。

後になって自分の名前で出会い系サイトに登録された事を知るまでは。

メールが来た。
出会い系サイトの定期メールだった。
こんなものを登録した覚えはない。即効退会処理を済ます。

すごく嫌な気分になった。
他人の家のパソコンを使い、人の名前を勝手に使うとは。
それを前後に、家に手紙で「海外の懸賞で1億ドルあたりました!」みたいなダイレクトメールが来るようになった。
出会い系サイトと関連があるのではないかと疑ってしまう。
まさか、住所まで入力された?

今では確かめようが無い。
届いたダイレクトメールは封も切らず、そのまま真っ二つに破り捨ててごみ箱へ捨てた。

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自分一人の情報が漏れただけで、こんな気分になるのだったら、
いったい、数百万人の情報が漏れたなら、その人たちはどんな思いをする羽目になるのだろう。

企業の場合、長年かけて一生懸命築きあげて来たイメージが、一瞬の内に崩壊する。崩壊しなくともイメージダウンは避けられない。

怖い世の中だ。
自分も間違えばクリック一発で同じ事をしてしまうかも知れないのだ。

人が情報を扱う以上、どうしても漏れる可能性は誰にも否定できない。
その時はすばやい対応、情報公開が求められるだろう。
起こってしまった事に対して、被害を最小限に食い止めるのが最善である。
説教はそれがかたずいた後、だろう。

明日は我が身である。